戦争記念品

情報資格試験

Japan/日本

安寧や穏やかであることを示すだけが、平和を意味するわけではない。
戦争の残酷さ、武力によって傷つけ合う愚かさを、人間の本能的にきらう感覚を強く打ち出すのも、反戦の表現にもなる。
これは戦争によって四肢をもがれ、顔も失うも生きているものである。だが感覚があって思考もできている。その思考は現実なのか夢なのか、わからなくもなる。戦争は、これを「戦利品」「勲章」として扱い、死なせてくれという何度も放たれるモールス信号は封じ込まれる。生きることも死ぬことも出来ない。
平和といわれた瞬間に、あの作品がイメージされた。戦争のむごさを全面に出すシーンが離れず、この絵しか描けないでいる。
戦争記念品のように装飾されたようにも見えるし、銃口の照準にも見えるし、落ちてくる爆弾でもあり、四肢や機能が脱落した生物に戻り、母親の胎内にも見える。
あるいは、何かを機能を果たせないものを持っている障害者自らが、機能不全のものを描き表現することの皮肉さ、冷笑のようなものもおりまぜて。
戦争がこわい。これが平和をテーマにする私の答えだ。

© 2020 by Paralym Art. |  Terms of Use  |   Privacy Policy